休めの姿勢で1時間いたら分かること|はじめ鍼灸整骨院の姿勢事始め

体と動きが変わる健康づくり

はじめ鍼灸整骨院では『しなやかな体軸で人生にワクワクを』という考え方を大切にしています。

でも「体軸」と言われてすぐにピンとくる方はよほどご自分の身体と向き合ってきた経験がある方だけです。

では「重心バランス」という表現ならどうでしょうか?

もしかしたら「ああ、姿勢のことね」そう思われる方もいらっしゃるかも知れません。

それは合ってるとも言えるし、ちょっと違うとも言えます。

何故なら「姿勢」という言葉は外から見て分かる姿や形だけの話として受け止められることが多いからなんですね。

はじめ鍼灸整骨院では、そこからさらに一歩進めて、外見だけではない「姿勢」のお話しています。

院長平山はじめの30年以上にもわたる研究の成果を惜しみなくお伝えしているんです!

あなたは普段から姿勢に気をつけていますか?

あなたの姿勢は良い方でしょうか? それとも悪い方でしょうか?

当院のお話を聴いた後、「え⁈ 姿勢とか重心バランスって身体や健康だけでなく、感情とかココロのバランスにまで影響しているの⁈」ということに気づいて、驚かれる方も少なくありません。

コリや違和感などの健康面で重心バランスが大切なのと全く同様に、ビジネスやスポーツでのパフォーマンス向上や精神コントロールにも身体のあり方が意外なほどに重要な意味を持っているのです。

さあ! それでは、重心バランスや姿勢から自分の身心を探っていく旅に出かけましょう!

今日は、ご自身で実感しやすいように、まずはちょっとした実験から始めますよ!

もし休めの姿勢で1時間いたら? 

みなさん、休めの姿勢はご存知ですよね?

それでは今からその休めの姿勢で1時間ほど過ごしてみてください。

あ、もちろん体重をかけている脚を入れ替えるとかはなしですよ。

そんなことしたら実験になりませんからね。1時間同じ姿勢で過ごしてみてくださいね。

はい、それでは1時間経ったとしましょう。

実際に1時間やっていただいても、想像していただくだけでも構わないのですが、その結果どうなりましたか? またはどうなりそうですか?

全身はどうなる?

どれほど「休め」の姿勢であっても1時間も同じ姿勢でいたら、いろいろと問題が出てきそうですね。

例えばどのようなことが起こるでしょうか?

  • 筋肉が硬くなる
  • 全身が凝って痛くなりそう
  • すごく苦しそう

こんな感じになりますかね。

では、この休めの姿勢のように身体を傾けて筋肉を硬く緊張させたまま関節を曲げ伸ばししたり、ジョギングしたりするとしたらどうでしょうか?

筋肉や関節を固めたまま運動したら? 

いいですか、ここで運動するのは休めの姿勢で硬く緊張させた体をほぐすためにではありません。「筋肉に力を入れたままで無理やり体を動かしてみましょう」という話ですよ。

試してみました?
いかがですか?

筋肉を収縮させて関節を固めたまま無理やり運動しようとしたら、動きにくいことこの上ないですよね。

  • 疲れやすそう
  • 筋肉を傷めそう
  • 転んでケガしそう

こんなご意見が出てくるかも知れません。

そう、全身に力を入れたまま運動するというのはこういうことなんですね。言うなれば錆びた自転車に乗って一生懸命にペダルを漕いでいるのに似ているかも知れません。

錆びついたまま動かしているので、必要以上に筋力が必要になります。
もちろん疲れやすくもなります。
筋肉が緊張して柔軟性もないまま動かしているのでケガや痛みが起きやすくなります。

では、もう少し実験を続けます。この休めの姿勢をキープしたまま、計算問題を100問くらい解いてみましょう。

全身緊張状態で計算問題を解いてみましょう!

想像できますか?

普通の姿勢で机の前で問題を解くのと比べて時間がかかりそうですよね。

さらにこの状態のままで、ハプニングが起こった連絡が入って、急に予定になかった用事を果たさなくてはならなくなったとしたらどうですか?

いつものように落ち着いて対応できそうですか?

イライラしそうだったり、軽くパニックになってしまいそうだったりしませんか?

肩の力を抜くことの本当の意味

ここで「あれ?」と思われた方は鋭いです。

今、ここでしていたのは「休めの姿勢で1時間」という実験だったはずです。それが思考能力や精神状態の問題にまで広がってきました。

そうなんですね、姿勢や重心バランス、全身の緊張状態というのはいわゆるココロの状態にも大きく影響しているんです。

筋肉が緊張していると落ち着きにくかったり、いつものような思考や判断ができなかったりするんですね。

漠然とでもそのことを感じているから、本番や大きな舞台を前にした人に「肩の力を抜きなさい」という言葉をかけるんです。

「肩の力を抜く」というのは単純に筋肉をリラックスさせるということではなく、思考や判断力などにも影響することを前提としているということですね。

ここでもう一度振り返っていただきたいのは、あなたの姿勢についてです。もしあなたがご自分の姿勢に自信がないのだとしたら、あなたは今回の実験の「休めの姿勢」と同じことをずっと続けてきたということになります。

見た目が良い姿勢と身体に良い姿勢

見た目よりゆるみバランス良い姿勢

一方で姿勢に自信があるという方にも考えていただきたいことがあります。

見た目が良い姿勢と身体に良い姿勢は全く別物です。あなたは筋肉を収縮させて外見だけを整えているように姿勢を作っていませんか?

もし思い当たるところがおありでしたら、姿勢が良いあなたも必要以上に筋肉を収縮させているという意味では、今回の「休めの実験」と同様のことを続けているということになります。

今回は休めの姿勢で「1時間」という実験でした。

あなたは身体を緊張させる姿勢をどれだけの時間続けてきましたか?

何年ですか? それとも何十年でしょうか?

あなたは姿勢に自信がありますか? 

もしかしたら「休めの姿勢で1時間も⁈」と感じてらした方もいらっしゃったかも知れません。しかしあなたは、ご自身の姿勢とかなり長い期間付き合ってきているはずです。

もし重心バランスが崩れている姿勢で何年もいらしたとしたら、今回の実験と同様に全身の筋肉が緊張したり、関節がこわばったりしていてもおかしくありません。その結果、思うように動けなかったり、ケガしやすかったりするかも知れません。

さらに思考や判断能力、感情のあり方にまで影響している可能性だってありますよね?

そう! 重心バランスの問題というのは、猫背など反り腰などというただ外見的な姿勢に留まらない影響を持った問題なんですね。

この実験では、そこまでご理解いただければバッチシOKです!

ここで改めて、整理しておきましょう。あなたにはいくつ当てはまるでしょうか?

  • 全身が緊張している
  • 筋肉が凝っている
  • 疲れやすい
  • 思うように動けない
  • 転びやすい
  • ケガしやすい
  • 慢性的な痛みがある
  • 反り腰や猫背が気になる
  • ストレートネック・スマホ首と言われた
  • 考えがまとまらない
  • 感情が落ち着かない
  • イライラしやすい

一つでも思い当たるところがある方は、重心バランスや姿勢というのも効果的なアプローチの一つだということですね。

まずはご自分の重心バランスに注意したり、リラックスした姿勢に気をつけたりしてみてください。

「え〜、自分でやるのは難しい!」という方、ただいま続編も執筆中です。

どうぞ楽しみにお待ちください!

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