姿勢の悪さが引き起こす痛みの原因とは?
姿勢の悪さからくるコリや痛みは、重心バランスの崩れがクセや習慣化してしまい筋肉が緊張して凝り固まってしまうことが大きな要因となります。
例えば、デスクワークや同じ作業を続けなくてはならない場合、姿勢を動かすことが難しいため筋肉が緊張しやすい傾向にあります。
背筋を伸ばすだけではダメ!猫背と反り腰の真実
猫背は背もたれや太ももの前側に体重を預けることで感覚的には楽なようにも感じるのですが、前後の重心バランスの崩れが起きています。その結果、首や背中が凝り固まって緊張しやすくなったり、ストレートネックになったりします。
同じように前後の重心バランスの崩れで起こりやすいのは反り腰です。重心バランスが崩れているので、無理に腰の筋肉を緊張させて姿勢を整えるために腰痛になりやすい傾向にあります。ビジネスウーマンなど長時間ヒールの高い靴を履いている方にも多いタイプです。
意外なことに、膝も背すじもピンと伸ばすなど普段から姿勢に気をつけている方ほど反り腰は要注意なのです。
なぜなら筋肉を緊張させて外見を整えている方が多いので、筋肉が過度に凝り固まっていたり、痛みがあったりすることが多いのです。
しかし、見た目が良い姿勢と身体に良い姿勢は分けて考えるのがおすすめです。
片足に体重をかけるクセのリスク:脚や腰に与える影響
また「休め」の姿勢のように左右どちらかの脚に体重をかけてしまうクセをお持ちの方もいらっしゃいます。多くは体重をかけている側の前側や外側の筋肉が過度に緊張して膝や股関節、腰まわりの緊張が強くなってしまいます。
このようにいろいろなタイプの姿勢の悪さがあると「それぞれ別々に対策をしなくてはいけないのでは?」なんて考えてしまいますよね。
そして筋肉が緊張しているのだから、それぞれに合った筋トレやストレッチをしなくてはいけない。
そう考えるお気持ちは分かります。筋力や柔軟性って分かりやすいんですよね。
でも「実は筋力でも柔軟性でもない、たった一つのことを気をつければ全ての姿勢が整ってしまう」と言われたら、あなたはどう思われますか?
筋力は重要、でも過度の緊張は逆効果
同じ姿勢で長時間デスクワークをしたり、不自然な姿勢を続けたりすることで、自覚がないまま全身の筋肉が収縮し緊張して凝り固まってきます。
こうした筋肉の過度の緊張は、痛みや動きの悪さの一因となるのです。
猫背や反り腰などを調整するときに、筋トレやストレッチで調整しようというのが現代の一般的な風潮です。
もしかしたら覚えがおありかも知れませんが、スポーツジムでもリハビリでも、筋力や柔軟性といった筋肉のことが重視されがちなんですよね。
でも本当に筋力や柔軟性を優先させなくてはいけないのでしょうか?
筋トレが無駄になる!? 不自然な姿勢の問題点
不自然な姿勢が続いてしまうと筋肉が常に緊張することになります。筋肉がリラックスしてゆるむ瞬間がないため、筋肉がだんだん凝り固まってくるのです。
つまりこの状態は、ずっと筋力を使い続けている状態なのですね。筋肉が働き続けているんです。
つまりこの筋肉はいつもトレーニングされているのと同じなので、さらに筋トレをするとオーバートレーニングに近い状態になってしまいます。
ではこの凝り固まっている筋肉と反対の作用の筋肉を鍛えると、この緊張している筋肉の状態は改善されるのでしょうか?
凝り固まった筋肉をリラックスさせる方法
反対の作用をする筋肉を鍛えることで、凝り固まっている筋肉がリラックスしてきます。これは生理学的な現象なので、ちゃんと反対の作用の筋肉をターゲットにできれば凝り固まっている筋肉がゆるむ可能性は高いんですね。
実は、はじめ鍼灸整骨院では同じ原理の操体法という調整法でこのように固まっている筋肉をリラックスさせる体幹バランス調整をおこなっています。
「凝り固まっている筋肉がリラックスするならいいじゃん!」
そう思われるかも知れません。
筋トレで姿勢が変わらない理由
しかし、緊張している筋肉がゆるんでも、不自然な姿勢が整うかというとなかなかそう上手くはいきません。
仮にアンバランスな姿勢のせいで緊張している筋肉がゆるみ、反対の働きをする筋肉の筋力が向上しても姿勢そのものは変わらないことが多いのです。
なぜなら、不自然な姿勢で特定の筋肉を緊張させて体を支えることに慣れてしまっているからです。
言い方を換えれば、不自然な姿勢をする身体コントロールが習慣になってしまっているんですね。なので、筋トレをしてもその姿勢をする際の脳から筋肉への命令が変わってないため姿勢も変わりにくいのです。
ストレッチでも全く同じ問題が起こります。
ストレッチのリスクと効果的なアプローチ
不自然な姿勢を改善するためのストレッチは、長時間緊張させたことで凝り固まっている筋肉をターゲットにおこなわれます。
スポーツトレーナーや指導者クラスの人になると自然とできてしまっているので、あまり言葉にして指導されることがない一つの秘訣を公開します。
それは、この凝り固まっている筋肉を緊張させたままでストレッチをしても筋肉は思うように伸びてくれないという事実です。
ストレッチでも姿勢が変わらない理由
ストレッチでもヨガでも筋肉を伸ばす際には、ターゲットとなる筋肉の力を抜いてから伸ばしていくことが必要です。
そうしないと思うように筋肉がストレッチされないばかりか、痛みやケガの原因にもなりやすくなります。
もちろん丁寧にやれば、ストレッチで姿勢のアンバランスからくる筋肉のコリや緊張はほぐせます。
しかし先ほどの筋トレと同じように、ストレッチだけでは筋肉に対する脳からの命令を書き換えできないので、ストレッチでも姿勢そのものは変わりにくいということになるのです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
良い姿勢のためのたった一つのポイント
猫背や反り腰、休めの姿勢に共通しているのは、それぞれの姿勢に特有のいくつかの筋肉を緊張させて、その筋肉に体重を預け、体を支えてもらっていることなんです。
だからこそ、筋肉が凝り固まって、コリや痛みにつながってしまったり、疲れやすくなったり、スムーズな関節の動きが阻害されていまったりするんですね。
これらは全て筋肉を緊張させることで体重を預け、体を支えていることから起こります。
ということは、発想の転換をすれば良いんです!
これらのバランスの悪い姿勢を本質から改善するためには、まず体重を預け体を支えることをやめれば良いんですね。
筋肉を緊張させず姿勢改善!楽にしなやかに立つ極意
筋肉を凝り固めて体を支えるのをやめるには、筋力がなくても、体が言うことを聞いてくれさえすれば今すぐできます。では、どのようにすればよいのでしょうか?
体重を預けられないとなると、「そんなんで立てるのか?」と不安に思われるかもしれません。しかし、ここで思い出してほしいのがヤジロベエです。
ヤジロベエは、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしながらバランスを保っています。筋肉で体を支えているわけでもないのに、倒れることもありません。これが重心バランスですね。体軸やセンターと呼んでも良いでしょう。
この重心バランスを取り入れると、ブロンズ像のようにがっしりと体を固めて立つのではなく、しなやかに楽に立つことができるようになります。
柔らかい筋肉をつくる究極のコツ
この状態だと特定の筋肉を緊張させて体を支えることはありません。
同じ筋肉を収縮させ凝り固めるのではなく、重心バランスが行ったり来たりしながら筋肉は常に緊張したりリラックスしたりを繰り返すことになります。
この繰り返しが、筋肉の自然な状態であり、柔らかい筋肉をつくる極意なんです!
体幹バランスで習得する姿勢改善のポイント
はじめ鍼灸整骨院のアクティブケアプログラムの一つ『体幹リセット&姿勢再構築プログラム』は、このような重心バランスを基にした姿勢や基本動作を無理なく習得できるようステップアップ方式で設計されています。
以下に、このカリキュラムで実際に学習する姿勢改善のポイントを大公開します!
- 重心の意識を持つ
自分の体の重心を意識し、特定の筋肉に頼らず全体のバランスを保つことを心がけましょう。これは、ヤジロベエが動くたびにバランスを取り戻すのと同じです。 - 体軸を整える
体の中心線を意識し、姿勢を整えることが大切です。重心が前後や左右に偏らないように注意しましょう。これにより、特定の筋肉が過度に緊張するのを防ぎます。 - 筋肉をリラックスさせる
立つ際に全身の筋肉をリラックスさせ、必要な部分だけが軽く支える感覚を持ちましょう。無駄な力を使わずに立てるようになります。 - 柔軟な動きを取り入れる
固まった姿勢ではなく、常に微妙に動くことでバランスを保つように心がけましょう。ヤジロベエが常に動いてバランスを取るように、体も柔軟に動かしましょう。 - 呼吸を整える
深い呼吸をすることで体全体がリラックスし、自然な重心バランスが保たれます。緊張した筋肉をほぐし、自然な姿勢をサポートするだけでなく気持ちまで穏やかになってきます。
これらのポイントを実践することで、筋肉を緊張させずに自然としなやかに立つことができるようになります。重心バランスを意識することで、姿勢が改善され、体の痛みや緊張も軽減されるでしょう。しなやかで楽な姿勢を手に入れ、日常生活をより快適に過ごしましょう。
効果を実感!参加者の喜びの声
はじめ鍼灸整骨院の体幹リセット&姿勢再構築プログラムを受けた参加者の方々の中には、腰痛や肩こりなどの悩みが改善された方が多くいらっしゃいます。ここでは、その効果を実感された参加者の声をご紹介します。
「腰が軽い!みんなやればいいのに!」(60代女性)
腰痛に悩んでいたこの女性は、日常生活での動きが楽になり、快適に過ごせるようになりました。
「立ち仕事でも疲れ方が違う!」(30代男性)
長時間の立ち仕事でいつも疲れていた男性は、体幹バランスを整えることで、仕事後の疲労感が大幅に軽減されました。
「杖なしで歩けました!」(80代女性)
80代女性が筋トレなしで歩行が改善するというのは常識では考えられません! しかし杖が手放せなかったこの女性も、プログラムの効果で歩行が安定し、自分の足で歩ける喜びを取り戻しました。
実際に体幹バランスを整えたことで、多くの方々が日常生活での変化を実感しています。あなたもぜひ、その効果を体感してください!