現代の忙しい生活の中で、多くのビジネスパーソンや働く主婦が抱える共通の悩み、それが慢性的な疲労です。
慢性的な疲労とは、半年以上続く自覚的な疲労状態を指しますが、この記事では特に以下のような状態に焦点を当ててお話しします。
- 疲れてしっかり休みたいのに熟睡できない
- しっかり寝ているはずなのに、疲れが取れず朝からつらい
- 体調は悪くないのに、元気もやる気も出ない
- 笑うことが苦しい
- 公私ともにやらねばならないことが多すぎてイライラしてしまう
これらの症状に心当たりはありませんか?
実は、このようなお悩みを抱えるビジネスパーソンや働く主婦の方からのご相談が増えています。
そして、この悩みは決して他人事ではありません。
この記事を書いている院長の平山はじめ自身も、年に何度か同じような身心の不調に陥ることがあります。多忙な毎日の中で、私もまた、皆さんと同じように疲労やストレスと戦っているのです。
セルフケアによる私の体調管理
私自身は15歳のときからストレッチや筋トレを含め様々なトレーニングを取捨選択しながら1日も欠かさず継続してきています。
35年経った今では体幹の重心バランスやリラクセーション、呼吸法を中心に身体チェックと身体コントロールの調整を少なくとも二十種類以上毎日おこないます。
かなりの疲れや不調はそれでケアできてしまうのですが、それでもケアしきれない体調不良がいくつかあります。
冒頭で挙げた疲労感等は、ケアが難しい身心の不調の一つです。
もちろん私は鍼灸師としてこれまで様々な方法を試してきました。
実際に試して効果があった疲労解消法
就寝のタイミングを工夫してみたり、寝る前の体操や呼吸法を習慣化してみたり。
養命酒や漢方薬、サプリや食材などを飲んでみたり。
実はこれらは「ちょっと軽くなった」という感覚を得られることは少なくありませんでした。
その意味では、これらの対策も有効と言えると思います。
それでも自分が納得できる方法はこれらの中にはなかったんです。
なぜなら少しは軽くなっても「うぉー、スッキリ!」というところまでは行かなかったからですね。
これらのケアをして少し軽くなっても、やはり慢性的な寝不足のような疲れているような状態は続いていたんです。
仕事環境や生活リズムを整えても変わり映えせず、長いときは数ヶ月とか数年とかそういう状況が続きました。
「やはり年齢のせいなのか?」と半ばあきらめつつ、「他に何か良い方法はないものか」と模索していたときに、私は鍼灸の師匠の言葉を思い出したのです。
知っておきたい!鍼灸のもう一つの効果的なアプローチ
私のおこなう鍼灸では患者さんの体質や体調により使うツボを選びます。
東洋医学的には5つのタイプが考えられるのですが、そのうちの4つのタイプを使うという考え方が現在は主流となっています。
私自身も当初はこの4つのタイプで体質や体調を判断することが習慣になっていました。
しかし私の師匠は言いました。
「もう一つのタイプもあるで」
「え!そうなんですか?!」と驚いたところまではいいのですが、どういう体調不良の時にそのタイプのツボを選べば良いのかまではそのときは分かりませんでした。
しかし自分が数ヶ月も数年も続くような疲労状態にあったときに、ふと気がつきました。
この状態が師匠の言う「もう一つのタイプ」じゃね?
自分の身体で試したからこそ分かる鍼灸の効果
脈診で自分の脈を確認してもそのタイプに矛盾はなさそうです。
「良し!」と思って、自分に鍼をしてみました。
失敗してもしんどくなるのは自分自身だけなので、自分の身体で試すのは技術習得の基本です。
針を刺したまま30分ほど経って、びっくり!
鍼をしている間に目をつぶって寝た訳でもないのに頭も目もスッキリしているんです。
体もほぐれて軽くなった気がします。
私自身は病院に行った訳ではありませんが、冒頭のような身心の不調があるような場合には「抑うつの傾向がある」と言われてもおかしくない状態です。
そのような状態が鍼をしただけでスッキリしたという事実に、私は正直に言って戸惑ってしまいました。
慢性疲労の原因とあなたの身体のタイプ
なぜ喜んだのではなく、戸惑ったのでしょうか?
それまで私は慢性的な疲労や抑うつの傾向というのは、精神状態の割合も大きいのではないかと考えていたんです。
それがツボに鍼をすることでスッキリしてしまったということは、これらの状態に対する身体の影響が大きいことを意味しています。
本当に身体の影響が大きいと考えていいのだろうか?
実はこれらの問いに対する答えはまだ出ていません。
しかし私自身は自覚できたらできるだけ早く鍼灸をするようになったおかげで、寝ても疲れが取れなかったり、やる気が出ず気持ちが落ち込んでしまうような身心の不調が長引くことはほぼなくなってきました。
答えは出ていないのですが鍼灸師として、慢性疲労や抑うつ傾向と言われるようなお悩みを持つ患者さんにできることはハッキリと見えてきました。
あなたに合った鍼灸のツボの選び方とその効果
それは慢性的な疲労やうつのような傾向も体の影響が小さくないと信じて鍼灸をし続けるという覚悟です。
先ほども少し触れましたが、東洋医学で慢性的な疲労を考えるときは疲れの症状の出方によりいくつかの身体のタイプに分類して考えます。
分かりやすく言えば、筋肉や目の疲労が中心のタイプ、胃腸系に特徴があるタイプ、足腰が冷えて体力低下が目立つタイプなどに分けて考えるのです。
自分に鍼灸をして確認したように、寝ても疲れが取れずやる気が出ないような慢性的な疲労は主流派の鍼灸では考えない体のタイプの可能性があります。
しかし主流派でないからこそ、安易には選択しないようにしています。
本当に主要な4つのタイプではないのかを丁寧に除外しながら、そして脈診も含めて体の状態も確認しつつ慎重に判断して施術をしていきます。
その際にどうしても外せない重要なポイントがあります。
鍼灸を最大限に活かすための効果的な受け方
それは、食事や睡眠、運動を含めた生活の状態を見直し、お仕事やプライベートでの忙しさやストレスを減らす努力をしていただくということ。
慢性的な疲労の状態では、これらの日常生活が身体にストレスを与え続けていることで疲労状態から抜け出しにくくなってしまっているケースが少なくないのです。
こういう部分を気をつけていただきながら、鍼灸を受けていただくことで身心のストレスは格段に減りやすくなります。
さらに本気で対策を考えたいのでしたら、過労や慢性疲労に特化した短期集中プログラム『全身リフレッシュプログラム』の鍼灸とセルフケアの相乗効果で疲労と体力の回復を図ることをオススメします。
そうすることでストレスを受け流しやすくなったり、浅くなってしまった呼吸を自分でも整えることができるようになったりするからです。
変化を実感した!患者さんのリアルな声
呼吸が通って楽になってきた(50代男性)
身体がこんなに緊張してたの気が付かついてなかった(50代女性)
笑うのもつらくなっているときにこうやって施術してもらえるのがありがたい。(50代女性)
じっくり話を聞いてくれて気持ちが随分落ち着いた(30代男性)
鍼灸で慢性疲労を撃退し、疲れ知らずの生活を手に入れる方法
私自身の経験からも、このタイプの疲労は、自分で気がついたり自覚するのが難しい場合が少なくありません。
気が付いた時点で既に長い時間が経ってしまっていることも多いので、できるだけ早くご相談ください。
また鍼灸のツボを選ぶ際に確認する体質やタイプは日によって変わってしまうこともありえます。そのため、これというツボを発見できたり、体の変化を実感できたりするまでに数回の施術を要する場合があります。
まずは焦らず、腰を落ち着けて取り組む心構えでいらしていただける方が効果を実感していただきやすいと思います。
このような慢性的な疲れではお薬やサプリ等に頼ることが多くなりがちです。そんな中でもし鍼灸やセルフケアである程度コントロールできるなら、それだけでも大きな意味があると考えられます。
だからこそはじめ鍼灸整骨院では 全身リフレッシュケアプログラム をご用意しています。
あなたが疲れ知らずの生活を取り戻すために、ぜひ協力し合いながら一歩ずつ前に進んでいきましょう!
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