現代社会で働くビジネスパーソンや共働きの働く主婦にとって、過労は避けられない問題の一つです。
長時間のデスクワークや終わりの見えないプロジェクト、日々のプレッシャーは、身体と心の健康に深刻な影響を与えます。あなたも、日々の仕事に追われ、気がついたら肩こりや腰痛がつらくなっていたり、疲れが溜まり過ぎたりしていませんか?
過労は単なる疲れではありません。過労を放置すると、慢性的な痛みや筋肉の緊張、さらには心疾患や脳血管障害などの深刻なリスクを引き起こす可能性があります。
さらに、精神的な疲労も加わり、うつ状態や不安感、集中力の低下といった問題が重なり、仕事のパフォーマンスも低下してしまうでしょう。
このブログ記事では、過労に悩むビジネスマンや働く主婦のために、鍼灸のリラクゼーション効果を利用して疲れを取り、身心のバランスを取り戻すための3つのステップを紹介します。
鍼灸がどのようにしてあなたの疲れを解消し、健康を回復する手助けとなるのかを詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください!
鍼灸リラクセーション!疲れた体とココロを解きほぐす
鍼灸には様々な考え方はありますが、東洋医学に根ざすはじめ鍼灸整骨院の鍼灸では、体質や体調により判断される体のタイプによりツボを選んで施術をおこないます。
鍼灸師でもご存知ない方がいるのですが、体質や体調に合ったツボを丁寧に選んで鍼をしないと、リラックスするはずの体が逆にさらに緊張して硬くなってしまうという現象が起こり得ます。
そのため、鍼灸師は自分が選んだツボが本当に患者さんの体をリラックスさせるツボなのか慎重に見極めながら施術を進めていきます。
鍼灸師があなたに合うツボを選ぶ理由
鍼灸が身体を緊張させる力を持っているということは、実は身体に適したツボを選ぶことで患者さんをリラックスさせる力があることの裏返しです。
「毒にも薬にもならない」という言い回しは「役に立たない」ことを意味しますが、ということは毒の側面を持つからこそ対象を選ぶことで薬は有効に作用するとも言えます。それと全く同様ですね。
このように考えると、漠然とコリや痛みの部位に鍼やお灸をするのではなく、きちんとツボを選んで施術するのが大切ということがお分かりいただけると思います。
それでは、鍼灸の効果の根拠についてお話しておきましょう。
鍼灸の科学的研究では、これらの体のタイプにまで踏み込んでいる研究は少ないのですが、それでも以下のような科学的根拠が示されています。
科学と東洋医学の融合:鍼灸の効果の秘密
例えば、鍼灸により脳内物質やストレスホルモンの分泌に影響を及ぼすという研究成果があります。
また白血球数が増加することにより免疫反応が強化されるという結果も示されています。
これらの変化の結果、慢性的な痛みを緩和したり、自律神経のバランスを整えたり、感染症への抵抗力を高めると考えられます。
一方で、東洋医学の視点では、鍼灸は体の気の流れをスムーズにし、経絡のバランスを整える施術と考えられています。
これにより体の自然治癒能力が高まり、体の不調が整いやすくなると考えるのです。
五臓六腑とは?あなたの体調に合ったアプローチ
具体的には鍼灸では気や経絡、五臓六腑を調整すると考えます。
例えば、肝のバランス悪いとされる肝虚証では、肝経のツボに鍼をおこなうことで肝の機能を強化し、筋肉のコリや違和感や目の疲れを改善します。
ここでご確認いただきたいのは、西洋医学で言うところの『肝臓』と、東洋医学で言うところの『肝』は同じ意味ではないということですね。
なので鍼灸で『肝』のバランスが悪いと言われても西洋医学的な意味での「『肝臓』が悪い」と考える必要は全くありません。
これはもちろん他の五臓六腑でも同様です。そのまま落ち着いて鍼灸をお受けくださいね。
それでは、疲れや過労の状態を東洋医学的に解説していきましょう。
あなたの体調に当てはまりそうなタイプは見つかるでしょうか?
具体的な施術プロセス:身心を整えるステップ
はじめ鍼灸整骨院では、疲れが溜まってしまっている過労のタイプを基本的に4つ考えます。
東洋医学的な鍼灸ではこの4つのタイプを軸にツボを選んでいきます。
あなたの今の体調に合うタイプを選ぶヒントとするために、まずはお話も伺いながら丁寧に体調を確認していきます。
例えば次のような感じです。
初めてでも安心!施術前の丁寧なカウンセリング
- 一番気になっている症状は何なのか?
- 思い当たる原因やきっかけはあるのか?
- このお悩みに対してどのような対処をしてきたのか?
当院では、初めてご利用になる場合には、特に丁寧にお話を伺って、症状を軽減するヒントを探っていきます。
さらに東洋医学的な判断をしやすくするための体質や体調のお話も伺います。
興味深いのが、東洋医学では身体の問題とココロの問題を同じ土俵で考えること。
なので、カウンセリングの際に気持ちの状態も伺う場合がありますが、それが東洋医学本来の考え方なのです。
ここまで来ると、あなたの過労のタイプの当たりがだいぶ付いてきます。
あなたの疲れのタイプを見極める東洋医学的アプローチ
それぞれのタイプの過労を分かりやすく噛み砕いてお話しするとこんな感じになります。
- 肝虚証:イライラや筋肉のコリや痛み、眼精疲労が出やすい過労
- 脾虚証:食欲低下や亢進や便秘や軟便など胃腸症状が出やすい過労
- 腎虚証:足腰が冷えやすく、おしっこの出方が悪くなったり、体力不足が気になったりする過労
折角なので、もう一つの基本タイプもご紹介しておきましょう。過労タイプに入れないことも多いのですが、あえて言うならこのような感じになります。
- 肺虚証: 疲れるとアレルギー性鼻炎や喘息、皮膚の症状が出やすくなるタイプ
中には長期間疲れを溜め込んでしまい、慢性化している患者さんもいらっしゃいます。そうなる前の「ちょっと疲れが溜まってきたかな」という疲労や過労の段階で、ご相談いただくことがおすすめです。
慢性的な疲労では、基本の4タイプではないもう一つのタイプが関係してくる場合もあります。
もちろん一つの症状だけでそのときの体のタイプが判断されるわけではありません。
最適なツボの選び方:今の体調にぴったり
その他の体調や、手首の脈、体の痛みや違和感、ツボの状態なども考え合わせて、最終的に体のタイプを判断し、皮膚の状態も確認して最終的にツボを決めていくのです。
今のあなたがリラックスしやすいツボを選ぶためにはそこまで確認していく必要があるということですね。
それでは、どうやって鍼灸の施術を進めていくのか見ていきましょう!
鍼灸施術の流れ:リラックスと回復のプロセス
最初に鍼をする一番大切なツボが決まったら、まずはそのツボの辺りの皮膚の状態を確認します。患者さんの身体をリラックスさせてくれるツボかどうかの最終確認です。
それが確認できたら、いよいよそこに鍼を打っていきます。
このツボは、簡単に言えばあなたの体の流れをスムーズにするために行いますので、あなたの症状がある部位とは全然違う場所のツボである場合がほとんどです。
ですので戸惑われる患者さんもいらっしゃるのですが、体のバランスを整えているんだなとお考えいただけるとご理解いただきやすいと思います。
そして一本打ったあとは、そのツボで本当に良かったかもう一度体の状態を確認します。
この段階で、先ほど確認した痛みや違和感の緩和が確認できることが少なくありません。
もちろん十ある症状がいきなりゼロになるとは言いません。それでも十が七とか五とかに軽くなる現象はよく見られます。
そのような変化を確認することで、鍼灸師は選んだツボに確信を深めていくのです。
その後は、体のタイプやその他の症状に合わせて鍼やお灸をおこなっていきます。
症状のある部位への施術はもちろん、バランス調整を補強するためのツボにも鍼灸をおこないます。
その際、多いのが「鍼とお灸はどのように違うのですか?」というご質問。
鍼とお灸の違い:どちらがあなたに合う?
これは鍼灸師によりイメージは異なると思うのですが私自身が感じているのは、鍼は経絡等の流れを調整するイメージで、お灸は冷えや痛みなどを緩和するイメージです。
言い方を換えれば、手首の脈診に直結してバランスを調整するのが鍼、鍼の効果を補強するようにツボの異常を和らげるのがお灸という感じです。
このように鍼とお灸というのは相互に補完しあって、施術を成立させてくれる両輪なんです!
なので、当院では体調や季節も考えながら、鍼とお灸を組み合わせて両方の効果を高めるように施術をおこなうことが多いです。
体調やメニューによっても異なりますが、このような雑談も交えつつ一定時間置鍼をして施術終了ということになります。
日常生活でできる疲労回復のコツ
その後は、過労を軽減するためのお仕事や日常生活に対するアドバイスやセルフケアの指導をおこないます。
これらはただ過労を軽くするというだけでなく、鍼灸の効果をより高めたり持続させたりしたいという思いの表れです。病院に行けばお薬が出されるのと同じようなイメージですね。
お薬を飲まなければ症状が軽くならないのと同じように、はじめ鍼灸整骨院ではこれらのアドバイスを症状やお悩みを軽くするために必要なものと考えてお話しています。
疲れや痛み等のお悩みが強いときは、痛みが緩和するまでは鍼灸の効果が残っている早い段階で次の施術を受けるのも鍼灸の受け方の大切なコツの一つ。
症状が緩和するまでは、通常1〜2週間に一度くらいが一つの目安です。
さらにご希望があれば『ストレス管理とパフォーマンス向上のための体幹バランスカリキュラム』もお受けいただくことも可能です。
本質から疲れにくい体を作る:カリキュラムのご紹介
疲れにくい身体づくりには、鍼灸の施術を受けるだけでなく、生活リズムや姿勢などの習慣の改善、重心バランスや身体コントロールの習得が必要だと当院では考えています。
そこで当院では、院長平山はじめの32年以上にわたる武術×東洋医学の研究成果をギュギュッと凝縮したカリキュラムもご用意。
バランスを整え全身をリラックスさせて、理に適って疲れにくい身体コントロールを取り戻しましょう!
そうすることでストレスを受け流しやすく疲れにくい身体や、精神力やコミュニケーション能力の向上にも繋がります!
では、当院の施術で疲れが軽くなった患者さんの声をご紹介します!
ビジネスパーソンのリアルな体験談
- 肩こりがひどくなるとイライラや頭痛がしていたため鍼灸で定期的に健康管理していた。姿勢と肩の使い方が改善するにつれ頭痛の頻度も減ってきた!(20代女性)
- 過労で食欲がなく、夕方になると体が重くなっていたのが鍼灸で食欲が回復して運動もできるようになってきた!(30代男性)
- 多忙とストレスが続き、寝ても疲れが取れないようになり、笑うのも疲れてしまった。鍼灸を受けるとリラックスできて、呼吸も深くなるので助かっている。(50代女性)
鍼灸で疲れ知らずの体に!身心のバランスを取り戻す
鍼灸は、体調に合ったツボに施術することで自己治癒能力を向上させる施術です。疲れがひどい場合は、鍼灸で不調を軽くすることがとても大切です。
体が上向いてくれば、さらに鍼灸の効果を高めるためにご自身でもできることもあります。
それは当院のアドバイスに従って、生活リズムや習慣、姿勢、クセなどにご注意いただくこと。
お伝えするアドバイスは、院長の長年の研究の成果です。全て裏打ちされた知識と経験に基づくアドバイスとなっております。
状態が落ち着いてきた後は、3〜4週に1回くらい施術を受けられると体調管理がしやすくなります。
なぜなら、大きく体調を崩す前の落ち着いている状況を確認させていただけると細やかな健康管理のアドバイスができる上に、いざ体調を崩されてしまったときに状態の理解も施術もしやすくなるのです。
「痛みとか感じてないけど鍼灸なんて受けられるのかな?」というご相談をいただくこともありますが、当院では体調管理的に施術を受けることも推奨しております。
さらにストレス管理やパフォーマンス向上、そして精神力強化やコミュニケーション能力について向上心をお持ちの方のためのカリキュラムもしっかりご用意しております。
ご自身では疲れや不調を感じていないときにもご利用いただくことであなたの健康管理を深くサポートできるのがはじめ鍼灸整骨院なのです!