判断材料にするためのワクチン接種後の副反応発生の確率

はじめ院長の与太話
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貫地谷秋美
貫地谷秋美

はじめ先生!

新型コロナウイルスのワクチンて、やっぱり打った方がいいんですか?

はじめ院長
はじめ院長

ということは、打つか打たないか迷っているということですか?

貫地谷秋美

だって、副反応だとか、新しいタイプのワクチンの人体実験だとか、いろいろ言われていて、どうしたらいいか悩んでしまいます。

はじめ院長
はじめ院長

考えちゃいますよね。実は、私も迷います。結論から言うと、無理に受ける必要はありません。ワクチンを打つか打たないかご自身で判断することがとても大切なんです。

貫地谷秋美

でも、どのように考えたらいいのか。

はじめ院長
はじめ院長

それでは判断の材料となりそうなお話をいくつかしてみましょう。

新型コロナワクチンをなぜ接種するの?

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はじめ院長
はじめ院長

ワクチンをなぜ接種するのか分かりますか?

貫地谷秋美

新型コロナウイルスに感染しないようにするためだと思います。

はじめ院長
はじめ院長

それも大事なことですね。でも他にもあるんですよ。

貫地谷秋美

他にもですか?

はじめ院長
はじめ院長

そう。1つは、仮に感染しても重症にならないようにするため。そして、もう1つは多くの人が免疫をつけることで、新型コロナの流行を抑えるという集団免疫のためです。

貫地谷秋美

集団免疫のためには、できるだけ多くの人が打った方がいいんですね!

はじめ院長
はじめ院長

多くの方が接種しないと集団免疫が成立しないのは間違いありません。

でも……

新型コロナワクチンをなぜ接種するの?
  1. 感染しないようにする!
  2. 感染しても重症化しないようにする!
  3. 集団免疫をつけて流行を抑える

ワクチン接種は強制ではない!

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貫地谷秋美

でも?

はじめ院長
はじめ院長

はい。先程もお話ししたように、新型コロナのワクチン接種は強制ではありません。イヤな気持ちを押さえつけてまで無理に打つ必要はないんです。

貫地谷秋美

だから自分で判断しなくてはいけないんですね!

はじめ院長
はじめ院長

そういうことです。そして、他の方から打てとも、打つなとも言われる筋合いはないということですね。もちろん接種する場合の注意事項はあります。

貫地谷秋美

接種の際の注意事項とは何ですか?

はじめ院長
はじめ院長

これまで、何かしらのワクチンを打った際に、アナフィラキシーなどの重篤な副反応が出た経験がある方は接種しないことも考えた方が良いということです。

貫地谷秋美

持病がある方はどうですか?

はじめ院長
はじめ院長

それは、重篤な副反応のご経験がある方も含めて、かかりつけのお医者さんとよく相談なさってからご判断ください。

貫地谷秋美

副反応というと、ニュースなどで報道があるたびに怖くなってしまいます。

はじめ院長
はじめ院長

そう感じるのが普通だと思います。でも副反応が全くないワクチンや薬はないということをご存知ですか?

副反応を考えるヒントとは?

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貫地谷秋美

え? そうなんですか?!

副反応の報道があるたびに、副反応がないワクチンを開発してから打てばいいのにと思ってました!

はじめ院長
はじめ院長

受けた経験がある方も多いインフルエンザワクチンですら、重篤な副反応が出ることもありますし、場合によってはお亡くなりになる方もいらっしゃるんです。それに副反応は出た場合にしか報道されませんから、どうしてもワクチンを打ったら必ず副反応が出るというようなイメージになってしまいますよね。

貫地谷秋美

インフルエンザのワクチンでも副反応はあるんですね。

どう考えればいいのか、ますます分からなくなっちゃった……

はじめ院長
はじめ院長

例えば、確率とか割合で考えてみるのはどうでしょう?

貫地谷秋美

割合? 何回に1人副反応が出るかとかですか?

はじめ院長
はじめ院長

予めお断りしておきますが、大まかに比べるための計算ですので厳密なものではありません。使われた数値の年度も数年ほどずれています。

貫地谷秋美
 

でも、大まかな傾向を掴むためには参考になりそうです!

お願いします!

新型コロナワクチンで副反応が出る割合(国内)
  • 接種部位(通常は肩の痛みは約90%の方に出ている
  • 2回目接種後のだるさは約60%、頭痛は約50%の方に出ている
  • 接種約3万6千回に1人の割合でアナフィラキシーが出ている
  • 接種約13万6500回に1人の割合で亡くなっている
貫地谷秋美

痛みやだるさは、ずいぶん多くの方に出ているんですね。アナフィラキシーや亡くなられた方については、多いのか少ないのかよく分かりません。

はじめ院長
はじめ院長

接種後に亡くなられた方がいらっしゃるのは確かですが、新型コロナワクチンの影響かどうかはまだ確認されていないということは押さえておいてください。割合が多いのか少ないのか、これだけだとイメージが掴みにくいかも知れませんね。インフルエンザワクチンでも見てみましょう。

インフルエンザワクチンで副反応が出る割合(国内)
  • 接種約61万4千回に1人の割合で重篤な副反応が出ている
  • 接種約880万回に1人の割合で亡くなっている
貫地谷秋美

やっぱり新型コロナの方が副反応が出る確率が高いということですね。

はじめ院長
はじめ院長

インフルエンザワクチンと比べるとそうなんですが、こちらを見てください。

交通事故や航空事故と比べてみたら?

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はじめ院長
はじめ院長

同じように交通事故や飛行機の事故についても計算してみました。

交通事故が起こる割合(国内)
  • 人口約4320人に1人の割合で重傷を負っている
  • 人口約4万2千人に1人の割合で亡くなっている
航空事故が起こる割合(世界)
  • フライト約88万回に1回の割合で航空事故が発生している
  • 乗客約1875万人に1人の割合で亡くなっている
貫地谷秋美

単純に比較はできないのかも知れませんが、数字だけ見ると新型コロナワクチンで副反応が出る割合より、交通事故が起こる割合の方が多いんですね。

はじめ院長
はじめ院長

そうなんです。でも交通事故が怖いから自動車に乗らないとか外出しないという方はあまりいませんよね? このようなデータも参考にしながら、ワクチンを打つ意味やご自身の体調などと合わせてご判断いただければとても嬉しいです。

参考サイト

新型コロナ・インフルエンザ関連

お探しのページが見つかりません(404 Not Found) 。

平成28年シーズンインフルエンザワクチン接種後の副反応疑い報告について|厚生労働省 

交通事故・航空事故関連

はじめ院長
はじめ院長

人口は1億2000万人で計算しています。

交通事故発生状況 - 交通事故総合分析センター
交通事故総合分析センター(イタルダ)では、「人・道・車」の観点から交通事故の総合的な調査分析を行い、研究成果を提供しております

https://www.iata.org/en/pressroom/pr/2020-04-06-01
Annual Review 2020 | IATA

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