百の知識は一つの経験に如かず

百の知識は一つの経験に如かず 体と動きが変わる健康づくり

昨日は、地元鷹栖町のパレットヒルズという公園で植樹祭がありました。

息子と私は混播法の班でした。

その地域の自然林から得た種子から育てた苗をランダムに植えて生存競争を促し、より地域の植生に近い森林を再生する植樹法が混播法です。

学生時代から興味を持っていた方法なのでとても楽しい😆

でも植える土地が砂利が多く硬い!

手を抜くことが必要なときもある

砂利を地道にどけて、シャベルで穴を掘っていきます。

家の中で本を読んだり、ゲームをしたりすることが多い息子からは早くも泣き言が聞こえてきます。

「こういうのは頑張らないで、手を抜いて、力を抜いて、疲れないように進めるんだよ」

学生時代にお世話になった大学農場の職員さんの言葉をそのまま伝えます。

マイクラでは、コントローラーひとつで穴が掘れてしまう。

大変な思いをしながら、工夫しながら、経験しておきなさい。

知識に経験が加わることで、あなたの人生はもっと豊かになるよ。

気づきから生まれた言葉は尊い

ここ4ヶ月ほど1日も休まず息子は私のトレーニングに付き合ってくれている。

小さい頃からずっと姿勢が悪いと言われ続けてきた息子。

それでも最近は意識すれば、立てるようになってきたね。

立つとか歩くとかは、みんな普通に自分ではできていると思っている。

でも、本気でやると立つこと、歩くことすらやっぱり難しいよね。

「走るってめっちゃ難しいよね。でも上手く走れるとすごく気持ちいい」

最近そんな言葉が出るようになってきた。

それが、父ちゃんにとってどれだけ嬉しいことか分かるかい?

親の心子知らず。

それで良い。

知る必要のない親心

あなたが一緒にトレーニングしてくれなくなる日はきっとそう遠くない。

今できてる内容もいつかは忘れてしまうかも知れない。

でもね、折に触れて思い出すと思うんだよ。

バランスよく、体に負担がかかりにくい立ち方や歩き方。

見栄えではなく、相手に敬意を伝えるための礼法。

そして体育でやる簡単な運動や、できれば簡単な受身くらいまで。

武術を学ぶ必要はない。

人として、身体との向き合い方だけ身につけておくと良いよ。

人生をかけた宝物をあなたに

「そう言えば、親父があんなこと言ってたな」。

いつか一つでも二つでも思い出してくれたら。

そのとき、立てない人、歩けない人が周りには本当に多いと気づくかも知れない。

身体で覚えたことは、案外覚えているもんだよ。

父が宝物のように大切にしている、そんな知恵、身体技術を、聞いてくれるうちに、伝えられるうちに。

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