今日はどうされましたか?
左肩を動かそうとすると痛くて…
特に背中の方に回すと痛むんです。
病院には行かれましたか?
レントゲンを撮って四十肩だろうと言われました。
もう五十代なんですがね(苦笑)
それはお優しい先生でしたね(笑)
実は四十肩・五十肩という名称は、それくらいの年代の方に多いというだけでどちらも同じ状態を指すんですよ。
え?!そうなんですか?
年齢で違う状態なのかと思っていました。
四十肩も五十肩も肩関節の周りに炎症を起こしている状態を言います。発症する年齢によって多少呼び方が変わることもありますが、どちらも同じ状態です。なのでお年に関わらず四十肩でいいんですよ(笑)
そういうことだったんですね(笑)
そして押さえておかなくてはいけないのは他にも四十肩のように肩が動かしにくくなる状態があるということです。
四十肩の他にはどのようなものがあるんですか?
例えば、肩関節に石灰が沈着して服が触れるだけで痛む方もいらっしゃいますし、肩関節の周りを保護している腱板という部位が傷んでいる場合などがあります。このような場合には四十肩とは別物として考える必要があります。
四十肩は、はり灸で楽になるものでしょうか?
肩の痛みは治りやすい方も治りにくい方もいらっしゃいますが、四十肩でしたら腰を据えて来院される方は総じて楽になることが多いですね。ちょっとこちらをご覧ください。
ピークをできるだけ穏やかに越えるために!
四十肩の痛みが時間とともにどのように経過するか示したものです。
なるほど痛みのピークがあるんですね。
そうなんです。ですので、今がどの時点かによって施術の目的が変わります。四十肩のほとんどは何もしなくても数ヶ月から長くても1〜2年くらいの間にピークを迎え痛みは落ち着いていきます。
そうなんですね!
それだけで希望が見えてきました!
ただ問題もあるんです。四十肩は肩の周りの硬くなっている筋肉が関わっていることが多いのですが、やはり何もしないと痛みはなくても肩の動きは悪いまま、なんてことも少なくありません。ですので、痛みが楽になれば良いのか、動きも改善したいのか、目標を共有しておくことが大切になります。
それはもちろん痛みがなくて、動きも改善する方が良いです!
それはそうですよね。特に男性ではベルトができれば良い、後ろのポケットの財布が取れれば良いという方もいらっしゃるものですから(笑) 肩の動きを改善するためにははり灸だけでは足りないことも多いので、リハビリも大切になります。
なるほど、はり灸を受けるだけでなくリハビリも大切なんですね。
そうなんです。また痛みが長引くような場合には日常生活や習慣に原因が隠れていることも多いですから、その原因を地道に探る作業が必要なこともあります。
わかりました! 今日はよろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いします。