健康寿命を維持するために私たちにできること

自宅でできるセルフケア

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自分の健康は自分で管理する!

健康的・自立的な生活を送るための体力を維持するという意味での健康寿命。その健康寿命を維持するためには自分で自分の健康を管理するセルフケアの考え方が大切です。

「それは分かっているけど、何をしたらいいのか分からない」

そんな声をよく聞きます。 そこで今回は、健康寿命を維持するためのセルフケアの条件について考えてみたいと思います。

何より大事なのは、続けられるかどうかということでしょう。そのために必要と考えられるのは、あまり難しすぎず、時間がかかり過ぎないということが一つのポイントになります。加えて、そのセルフケアが楽しいと思える内容であればさらに継続の可能性が高まります。でもそれだけで十分でしょうか?

健康寿命を維持するためのセルフケアの条件

もう少し健康寿命を維持するという点を重視して考えてみると、他にもポイントが見えてきます。それは、そのセルフケアが効果を実感できる内容であるということ、そのセルフケアを行うことで今の自分の体調をある程度判断できるということ、そして多少の不調はそのセルフケアで改善されるということです。

もう少し見てみましょう。まずそのセルフケアの効果を実感できること。これはそのセルフケアをおこなうことで身体にプラスの効果があることを感じられるということです。例えば、身体が楽になる、動きやすくなる、力が出るようになる、柔軟性が増すなどです。当たり前と思われるかも知れませんが、いろいろとお話を伺っていると決してそうではないことが分かります。指導を受けたり、テレビで観たりしたセルフケアの方法がその方に合っていればいいのですが、必ずしもそうではないため場合によっては身体を壊すようなマイナスの効果が出ているケースが見受けられるのです。その方の現状と目的にあったセルフケアをおこなうということはとても大切です。

自分の体調不良を自分で調整する!

次に体調をある程度判断できるということ。これは継続的に何かしらのセルフケアをおこなっていると、「あれ? 今日はいつもと調子が違うな」ということがあります。ストレッチがいつもより硬かったり、逆に柔らかかったり。体操でいつも痛む関節が動きやすかったり、逆にいつもなんともなく動く関節に痛みがあったり。このように身体に対する感覚をフィードバックしながらセルフケアをおこなうことが重要です。

そしてセルフケアで感じられたいつもと違う不調をその場である程度調整できると、セルフケアとしてより望ましいということが言えます。そうすれば、ある程度の不調は自分で調整できることにつながりますし、セルフケアをおこなっても調整しきれない不調はすぐに専門家に相談するという選択ができるのです。自分である程度の不調を調整できるということは医療費の削減はもちろん健康寿命を維持することにも繋がります。このように自分の不調に対して対処できるのは、何より体調判断できるからこそだということを覚えておく必要があります。

これからセルフケアを始めようと考えている方はもちろん、今セルフケアを継続的に行っている方もそのような視点でセルフケアを捉えなおすことがこれから重要になってくることでしょう。

そしてもう一つ重要なことがあります。それは、このようなセルフケアを始めるのは、ある程度身体に自由が効く今こそが最適だということです。

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