はり灸と漢方薬

東洋医学

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みなさんは東洋医学と聞くとどのようなものを想像しますか?
はり灸? 漢方薬? それともマッサージ?

このブログでは、東洋医学を古代中国で基礎的な土台が作られ、伝承・発展してきた医学だと考えています。その意味で、はり灸や漢方薬(湯液)、 推拿( すいな)などは東洋医学だと言えます。

たとえば、マッサージやリフレクソロジー(足裏マッサージ)、ヨガなどは身体文化としては共通のものを持ちつつも、東洋医学というカテゴリーからは外れていると考えます。

当院では東洋医学としては、はり灸の知識を基本としています。実は漢方薬とはり灸というのは、基本的な部分としては共通部分を持ちながら、実際の治療ではまったく別の分野のようになっています。つまり普通は、はり灸をできても漢方薬はわからないし、漢方薬を知っていてもはり灸が理解できる訳ではありません。

しかし、基本的な部分が共通というところがミソで、中には漢方薬とはり灸を同じ視点から研究している方々もいます。そもそも私が東洋医学を志したのは、はり灸と漢方薬を共通の視点から学びたいという思いからでしたので、そのような研究を興味深く勉強しています。

私自身はお薬関係の資格は持っておりませんので漢方薬を処方することはできませんが、ご興味がおありの方は是非お話しましょう!

【参考文献】
「臓腑経絡から見た薬方と鍼灸」漢方陰陽会有志編著、池田政一編著・監修、漢方陰陽会、平成17年


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