「膝や腰が痛いんです」ではなく、「膝や腰が悪いんです」という方がいます。
もちろんご本人に悪気はちっともありません。
でも、もし筋肉の緊張や姿勢の悪さが、痛みの一因だとしたら、本当に身体が「悪い」のでしょうか?
本当に身体に「良い」運動してますか?
日々、街を歩く人を観察していると、膝や股関節、腰に負担をかけている方が驚くほど多いことに気づきます。
もちろん追いかけて注意するようなことはしませんが、大半の方が「要注意」と思ってもらって間違いありません。
なぜそんなことが分かるのか?
それは私が鍼灸師だからというより、武術の稽古を通じて長年、人の重心バランスや緊張状態、呼吸を観察し続けてきたから。
健康のためと思って運動していても、実は知らないうちに身体に無理な負担やストレスをかけてしまっている方も多いのです。
筋肉の緊張があなたの不調をつくる理由
一見、良い姿勢をしているように見えても、筋肉が過剰に緊張している人がいます。
すると:
これでは、まるで「メンテナンスをしていない錆びた自転車を漕ぎ続ける」ようなもの。
さらに、筋肉は脳の命令で動きます。
「私、筋肉が緊張しやすいタイプなんです」と言う方もいますが、そうではありません。
自分の筋肉を自分で緊張させることで、自ら肩こりや腰痛、疲れやすさをつくっているのが実情なのです。
姿勢が悪いと、さらに緊張が増すワケ
姿勢が悪いと、自然と重心バランスが前後や左右に崩れます。
これが猫背や反り腰になったり、外側や前側に重心がかかりすぎる原因なのですが、バランスを取るためにさらに筋肉を緊張させ続けなければならず、負担やストレスが増してしまうのです。
「痛みの原因は、悪い姿勢と筋肉の緊張だった」
そう気づければ、自分の身体と向き合うことの大切さにも思いが至るはずです。
未来デザインカウンセリングの役割とは?
だからこそ、当院では「未来デザインカウンセリング」を大切にしています。
特に初回は、お話をしっかり伺い、重心バランスや姿勢を丁寧に確認していくことからスタートするのです。
軟骨や骨の変形、感染などが関係している場合は話が別ですが、筋肉の緊張や関節の硬さ、姿勢が関係している場合は、ご本人がそこにアプローチする意志があるかどうかがとても重要。
ただ、ベッドに横になって、鍼灸やマッサージを受けるだけでは、根本的な解決にならないのです。
「力を抜く」ことができると人生が変わる
では、どうすれば良いのでしょうか?
- まずは自分の身体と心を観察する
- 無駄に力が入っていれば、意識して抜いてみる
- 重心バランスや呼吸に意識を向ける
まずは、たったこれだけです。
意識し、工夫を続けることで、確実に変化は生まれます。
焦らなくて大丈夫。あなたのペースでOK!
言われてすぐに完璧にできるようなら、今この瞬間、痛みや不調に悩んではいません。
姿勢を直すことの本質は「これまでの自分を見直すこと」です。
だからこそ、相応の時間がかかるのは当然。
私はその難しさを百も承知の上で「力を抜いて、重心バランスを整えてくださいね」と軽い調子でお伝えしています(笑)
でも、本気で自分の身体と向き合い、変化を感じた方には心からリスペクトしています。
幾年も楽しんでくださる方がいると、それこそ有頂天です。
身体と心に向き合う、その一歩を踏み出そう
はじめ鍼灸整骨院では「筋力や柔軟性だけではない、身体と心へのアプローチ」を大切にしています。
未来デザインカウンセリングを通じて、
- 自分の身体を知り
- 痛みや不調の原因を理解し
- 適切な方法でケアしていく
そのサポートを全力で行っています。
そんな方は、ぜひ未来デザインカウンセリングをチェックしてみてください。
初めての方はもちろん、これまでご来院いただいた方もご利用いただけます。
あなたの未来が、今よりもっと快適になりますように。