美術館の庭と鍼灸整骨院のつながり
島根県の足立美術館や桂離宮の庭園は、訪れる人に静寂と感動を与えます。しかしその美しさは一朝一夕に作られたものではありません。
丹念な下拵え、緻密な計算、そして見えないところに込められたココロが形になり、訪れる人々を魅了するのです。
はじめ鍼灸整骨院でおこなう施術もまた、同じような哲学に基づいて行われています。
表に見えない努力と準備が、一人ひとりの患者さんのために施されるのです。今回は、その背後にある考え方や価値をご紹介します。
日々の施術は単に鍼を刺したりお灸をしたりするだけではありません。
施術の背後にある「見えない下拵え」
その裏側には、患者さん一人ひとりの状態を見極め、最適なアプローチを選び出すための膨大な準備が存在します。
患者さんに対する技術では、不調を和らげるためには、なぜその不調が起きたのかそのきっかけや原因まで想いを馳せる必要があります。場合によっては、その不調が開始したのと同じ季節になることで、東洋医学的な原因やきっかけに思い至ることもあり得ます。
さらにはその人が未来に向けて、どのように健康を維持できるかという視点も欠かせません。足立美術館の庭園に込められた「隠れた努力」を思い浮かべていただければ、私たちの施術にも似たような深さがあることをご理解いただきやすくなるかも知れません。
鍼灸に必要なのは、東洋医学専門の技術や知識だけではありません。ココロと身体のメカニズムについて習熟する必要があります。
「習慣」と「儀式」を超える稽古の意味
解剖学生理学や筋力、柔軟性はもちろんですが、心身の制御機構はそれだけではない可能性を秘めています。私が武術の稽古を通じて習得し磨いてきたこの過程は「習慣」や「儀式」とは異なり、身体やココロに深く刻まれるプロセスです。
例えば、私自身の武術の稽古は、患者さんの体軸や動作のクセを見抜く力を高めることにも繋がります。この稽古では、単なる技術向上だけでなく「自分のココロと身体のあり方」を見直す機会が得られます。
それが患者さんへの施術における安定感や思考の柔軟性へとつながるのです。施術を受ける方々が求めているのは、ただその場の不調が取れることだけではないかも知れません。
未来への準備としての「施術技術の深め方」
「健康でい続けるために、何をすれば良いのか」というニーズも増えています。
そのために私たちは、患者さんの生活や身体のクセを分析し、将来的なリスクや可能性についてお話しすることを大切にしています。これは庭園を作る際に「木の成長を見越して配置を考える」のと同様の考え方と言えるでしょう。
はじめ鍼灸整骨院や旭川ペットの訪問鍼灸院では、患者さん一人ひとりに合わせた施術をおこなっています。
「特別な施術体験」への第一歩
それは単なる施術ではなく、患者さんの未来を共にデザインするためのプロセスでもあります。
私たちは、美しい庭園を作る職人のように、一つひとつの施術に心を込めています。その結果、訪れる方々が「ここに来て良かった」と感じられる時間を提供したいと考えています。
あなたの健康の未来へ向けた一歩
施術に込められた「見えない下拵え」と「稽古」の意味を少しでも感じていただけたでしょうか?
私たちが提供する施術は、あなたの健康の未来を支える「庭師」のようなものです。庭園は庭師の作業だけではなく、自然の手助けも必要なのです。
あなたの身体とココロのために、2025年も「下拵え」を精進していきます。
本年もよろしくお願いいたします。