
先生! 前回は体の使い方が変わると健康面だけではなく、スポーツや芸術などにも良い効果がみられるというお話で終わりました!

そうでした。さまざまな効果が出る理由から話し始めればいいんですよね?

そうです! 私、とっても楽しみにしてたんです! 早く聞かせてください!

そうでしたか(笑)それでは早速始めていきましょう。
多彩な効果がみられるたった一つの理由とは?


実は、未病も、体の痛みなどで思うように日常生活を送れなかったりトレーニングや稽古ができないのも、希望通りに上達できないのも共通の原因があるんです。

共通って、たった一つの理由なんですか?! 教えてください!

それは体のコリや緊張です。

え?! それだけですか?

拍子抜けされるかも知れませんが、本当にそれだけです(笑) ポイントは、自覚できてない、隠れているコリや緊張ほど悪さをしていることが多いということです。

コリや緊張がそんなにいろいろと影響するものなんですか?

体や筋肉が緊張していれば、痛みや違和感の原因になりますし、血流も悪くなります。ココロにも影響を与える可能性があるのは、前回確認しましたね。さらに言えば、筋肉が緊張していると動きが悪くなるのです。つまり緊張やコリは、心身の健康にも、リハビリにも、専門分野のパフォーマンスにも全てに影響してくるのです。それほど悪さをするのに自覚できないってどうですか?

隠れているって、気が付けないんじゃ、本当に手の出しようがないじゃないですか。そもそも本当にそんなコリが隠れているんですか?

自覚できていないということは、そういうことです(笑) だからまず大事なポイントは、コリや緊張をはじめとする自分の体の状態に気がつくことなんです。

あ、だから前回、体の状態や変化に気がつくということが一番大切というお話になったんですね!

そういうことです。自分の体の状態に気がつければ、それを課題として体にアプローチしていけるというわけです。

気がつけない人はどうしたらいいんですか?

というか、残念ながらスポーツ選手やインストラクター、柔整師、鍼灸師などの体の専門家も含めて、気がつけていない人が大半なので悲観しないでください(笑) そういう方のために、効率良く学ぶことができるように体系化されているのですから。

そうか! はじめ鍼灸整骨院ではこのような体の使い方を体系化しているんですもんね! どういう内容なんですか?
はり灸要らずの体を手に入れる方法とは?

前回も少しお話ししましたように、当院では操体法やゆる体操を中心に体の使い方を効率よく学ぶことができるようにカリキュラム化してお話ししています。ポイントは3つあります。上の黒板をご覧ください。

体の使い方を学ぶのに順番があるんですね!

そうなんです! そこを間違えると普通はなかなか上達が難しくなってしまいます。そして続けること。これらの体操を一時的にやって体の調子が良くなったとしても、やめた途端に体は元の状態に戻ろうとしてしまうのです。

私、続けられる自信がないなあ。

続けるのって難しいですからね。でも、体操そのものは気持ち良いですし、体の変化が感じられると楽しいものです。楽しくって、気持ちが良い体操ならいかがですか?

それならもしかして続けられるかも!

それが大事です!
効率的な体の使い方を学ぶ順番とは?


体の使い方を学ぶ順番というのはどういうものなんですか?

大雑把に3段階に分けてお話ししましょう。まずは凝り固まった筋肉の緊張を緩めほぐす段階。はり灸要らずの体を手に入れるために、はり灸マッサージなど他の人から受ける調整手段をできるだけ受けずに緊張をほぐせる必要があります。

ある程度でも自分の体を自分で楽にできたらいいですね!

コリや緊張を自分でほぐそうとすることで、より自分の体の変化を感じやすくなるんですよ。それにある程度体をほぐしておかないと次の段階の動きを身につけにくいものなんです。続く2段階目はコリや緊張が起こりにくい、理に適った体の使い方を習得していく段階です。

理に適った体の使い方だとコリが起こりにくいんですね!

バランスの良い効率的な体の使い方ですので、無駄な負担や緊張が少なくなるんです! そして3段階目は、さらに理に適った体の使い方を学びながら、日常生活や専門分野のパフォーマンスに活かしていく段階です。

日常生活や専門分野に活かすのって難しそうですね?

理に適った体の使い方に慣れて、意識しなくてもある程度できるくらいになっている必要はあるでしょう。これができてくると、格段に体は楽になってくるはずですし、ご専門分野の動きも変わってくるはずです!

はり灸要らずの体づくりを考えることは、その他の専門分野の上達を考えることと全く同じ道筋を辿るんですね。

気が付きましたか!? その通りです! 意外で面白いでしょう?(笑) このように考えることで初めて病から未病、未病から無病、そして上のレベルの健康へと繋げて考えていけますし、スポーツや音楽などのパフォーマンスとも共通の理論として考えていけるのです!

とても面白いです! 無病や健康な状態にもレベルがあるんですね! それに健康とパフォーマンスが同じ理論で考えられるなんて!

健康もパフォーマンスの一種と考えればご理解いただきやすいかも知れません。これらのことを気をつけながらカリキュラムを作成すれば、はり灸要らずの体にグッと近づけるはずですよ!

カリキュラムを作成って、自分では作れませんよ…

そんな方のために当院ではゆるふわ身体づくりという形でカリキュラム化しています。オンラインサロンもありますので、お住まいが遠方の方もお気軽にご参加いただけます!

そうでした! ありがとうございます!
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