姿勢が悪いのは脳みその命令が悪いせい?

体と動きが変わる健康づくり

元気

当院に来院される患者さんは、猫背やガニ股などご自分の姿勢を気にされている方が多いです。あなたはいかがでしょうか?

猫背やガニ股は日常の暮らしの中で自然になっていることが多いので、なかなかその原因には気がつきにくいものです。例えば、普段立つときの重心の位置やバランスが悪かったり、歩くときの筋肉の使い方が悪かったりすることが一因になっているのです。

そこで一つお考えいただきたいのですが、重心の位置やバランスを感じているのは体の中のどの部位でしょうか?
筋肉に収縮するよう命令を出しているのはどの部位でしょうか?

そう、答えは脳ですね。
重心の位置やバランスを感知している装置(受容体)からの情報を処理しているのは脳ですし、筋肉に命令を出しているのも脳なんです。

重心の位置やバランスの感覚が鈍ければバランスを修正することができませんし、使うべき筋肉に命令を出すことができなくなるのですね。

つまりご自分の姿勢を直すために必要なのは、重心の位置やバランスの感知能力をアップし、使うべき筋肉をタイミングよく使えるように脳みそを再トレーニングすることだと考えられるわけです。どれほど理にかなった姿勢を外力で作っても、日常生活で脳みそが間違った命令を出していれば当然すぐに元の姿勢に戻ってしまいます。

これまで生活してきた長い年月、そのような命令を出してきたのですから脳みそはそう簡単に変わってくれません。ましてや、長年猫背やガニ股をおこなってきたのですから、脳みそはその姿勢が自然で楽だと勘違いもしています。

それでも、当たり前ですが自分の脳みその命令は自分で変えるしかありません。
理にかなった姿勢は、時間がかかっても、自分で身につけていく必要があるのです。

この辺りのことは専門家でも勘違いされている方が少なくありませんが、きちんと理解されている専門家のアドバイスももちろん有効でしょう。

姿勢を直すのに、近道はありません。時間はかかっても、急がば回れが一番早かったりするものです。

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